同窓会物語
第一章 −メール−


 あれは確か2月だったと思う。
何気なくバイトばかりしている日々だった。
そのころ店は暇で掃除でもしようかっていう勢いすらあった。
張り合いというものを最近感じられなくなっていた日々だった。
どうしたら良いものか・・・
なにか面白いことはないものか・・・
いつもそう考えていても何も起きることなんてなかった。
しかし今日は違った。
何かが変わっていた。
物思いにふけっているといきなりメールが届いた。
そのときの着メロはUNICORNの曲だ。
この曲は地元の友人からだと思いながらメールを見た。
たしかに地元の仲のいい友人である仲山(仮名)だった。
そのメール内容は

−5月3日に小学校のときの同窓会を行ないます。
3クラス合同で先生もいらっしゃいます。
参加する方は下記のアドレスまでメールを返信してください。
xxxxxxxxxxx@xxxxxxxxx
xxxxxxxxxxx@xxxxxxxxx
xxxxxxxxxxx@xxxxxxxxx
xxxxxxxxxxx@xxxxxxxxx−

というものだった。
っていうか新手のチェーンメールか??
信憑性がないぞ??
たとえ本当だとしても何でメールなんだ??
返信しろといわれてもお前ら誰やねん??
僕は全く信用していなかった。
返信もしなかった。
いや、正直に言うとできなかった。
そんなもんなかなかいきなりは信用できないって。
っていうかもしも本当ならばどうなんだろう??
僕の中で次第に興味は膨れ上がってきた。
      


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