音楽と僕
第九章 −初心−



 大好きだったメンバーとも別れてどうしようかと思っていた。
もうバンドはしないのかなぁ・・・
そう考えることもしばしばあった。
どうしようもなく滅入ってしまい引きこもっていたときのことだ。

「バンドやらへん??」

救われた。
僕は即座に新しいバンドをやることを決意した。
もともとなんでバンドをはじめたのか、
何でベースというものに惹かれていったのか、
初心に返ってやってみようと思った。

バンド名も僕自身の始まりでもあるアルバムの名前から貰った。
やってやるんだ。
その決心は固かった。
もともとオリジナルのバンドをしようという話だったので話は早かった。
曲はギターの奴も書いてくれた。
とても楽しかった。
2人で曲を書くときや悩むときはとても充実した時間だった。
だけどまだメンバーがいなかった
なかなかボーカルが見つからずとても苦労した。
ギターの奴はルックス重視、僕は声質重視。
この条件はとても難しいものだ。
なかなかきまらずに1年が経とうとしていた。
もう曲も5曲くらい固まってきた。
そんなときについにボーカルが決まった。
そこからは早かったよ。
僕もドンドン曲を作っていったしね。
当然ライブだってやった。
やっぱりこれだね!!
音楽って最高だ!!
このときは何も考えずにやっていた。

当然いい評価も悪い評価もあった。
その中からいろいろなことを吸収して僕たちは大きくなっていった。
だけど本当はそんなことなかった。
精力的に活動していけばいくほどメンバー間の雰囲気はおかしくなっていった。


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